院長コラム
二度目の中学生 私は1月の早生まれで還暦からすでに12年がたち今年で72歳になります。そうです、 2度目の中学1年生なのです。 1度目の中学生と違って60年老けた 2度目の中学生はいろいろなトラブルを抱えます。顔には多くの皴、白い髪、少し走ればゼイゼイ、全く違う中学生です。でも考えてみれば 2度目の中学生に成れたことは幸せなことです。幸せであるのだからあまり文句を言わずに良いことばかり考えたらどうでしょうか 。 私のクリニックの高齢者の方に 60歳70歳を 過ぎれば「 悪いこと言わずに出来るだけ良いことを見つけて報告してください」とお願いしています。悪い出来事は当然ありふれていますね。ですが他の人にはない自分の良いことを報告してもらいたいのです。 「こんなこと一人で出来ました 」「一人で歩いて買い物に行きます」「旅行も行きました」 こんなことです。「孫はが生まれて嬉しいです」それも良いでしょう。 いつも良いことを中心に考えればきっと体も心も元気になってくるでしょう。 何事も良いように考えてください。人生は一回です。 良いことを考えても悪い考えても時は流れます。人生の巻き戻しはできませんので--。 人生は あなたそのものが 主演・監督する映画と言えます。人生の楽しいシーンを見つけて作品を作ってください。 悪いことばかり撮影すれば面白い映画になりません。もう途中で映画館から出たくなるでしょう。監督の技量で全く異なる映画になります。人生百年です。楽しい楽しい長編映画を 作ってください。あなただけの名作映画を作ってください。特に名作はラストシーンが肝心です。これからが本番、皆が喜ぶ人生の映画作りに頑張ってください。 |