整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科 大阪吹田市 前中整形外科クリニック

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院長コラム

元号

あとわずかな日数で、第125代今上天皇がご譲位され、平成の時が幕を下ろす。平成は私が医師として生きた時代と重なり、思い出深い年月であった。平成元年に、ベルリンの壁崩壊、東西冷戦の終結、天安門事件等が起こり、世界は大きく変貌した。日本経済はバブルが崩壊し長期低迷となった。その後のデフレが今日まで続いている。平成の「平」の字は、そんな失速した時代を暗示していたのだろうか。天災、人災も多く、平成30年の漢字に「災」の字が選出されている。

平成を生きた我々には、最も酷い時代と感じるが、先の昭和の時代63年間と比較すれば、災害の規模は「まだましであった」といえるだろう。昭和の前半、父母、祖父母の多くが戦陣、戦火に斃れた。原爆、都市無差別爆撃で人的・物的被害を受け、さらに日本は他国に占領され独立をも失った。その後世界の最貧国から、我々の祖先がわき目も振らずがむしゃらに働き、日本を再生させた。昭和27年に私は生まれそして育った。今より生活が貧しい国ではあったが、高度成長の中で将来の希望に燃え、皆が幸せだったように思う。昭和の後半は、私も日本も青春であった。

日本独自の年号は、「大化」から数え231(北朝も含め247)になるとのことであるが、日本人がこの文化伝統を受け継いできた根源は、自然物を崇拝し八百万に神を見る日本人特有の精神であり、時の流れにも元号を付与する深淵な意義を尊重し守り続けていくべきであろう。他にこれほど長く元号を使い続けた国はない。利便性のみを尊重し、アラビア数字の羅列のみで年号を表す文化破壊の愚は避けるべきである。

新たな元号が、日本、日本人の再出発、再成長を促すものとなり、我々が後を託す子、孫たちの平和と安寧に寄与することを心から願っている。

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