整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科 大阪吹田市 前中整形外科クリニック

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名前が出てこない

「名前が出てこない!」最近,よく知った人の名前が口から出なくて冷や汗をかくことが多くなった。還暦の頭の細胞はだいぶ抜けおちているようだ。

一方、80歳を超える私の母は、リウマチで障害者となり介護を受ける身であるが、看護師、ヘルパーなどの名前、出身地、家族の構成などをしっかり覚えているので、周囲の人を驚かせる。

20代から50年以上、小さな化粧品店を切り盛りし、商売上お客さんの名前を必死になって覚えた。思い出すまで諦めずと繰り返し思いかえした、覚える工夫をしたからだと言う。

確かに、私は名前を思い出そうとするこだわりにかけていたと思う。何事も、忘れたままでは駄目で、思い出す習慣が大切なようだ。
しかし、あまりにも情報が多く容量の小さな私の頭ではオーバーフローし古い情報から次々に削除されていく。

同じことが日本全体、世界においても、言えるのではないか。
我々はあまりにも重大なことを忘れすぎてはいないだろうか?間違った情報に踊らされていないだろうか? 大切な情報を、過去の真実を絶えず掘り起し思い出す努力が必要であろう。

「東日本大震災、津波の被害も現実感が薄れている。現場で何があったのか?」
「先の戦争も選択した理由は何か?
「原爆,都市への無差別爆撃も、実態はどんなに悲惨だったのか?」
「水俣病などの公害は何故繰り返されえるのか?」
「学生運動は何を残したのか?」等々数知れない。

あまりにも知らないこと、忘れていることが多すぎる。頭のメモリーが無限大であれば視野が広がるであろう。それはあり得ないことだ。正しい情報を見抜き残していく眼力が不可欠となる。

新年を迎えた時、過去一年、十年、百年をじっくり思い返し、間違った情報を捨て、真実の情報をつかみたい。そして、「再び同じ過ちを起こさない」と誓いたいものだ。

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